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ナガ族。子安貝の腕輪 0108-RG27
¥50,000
竹や籐を編んだ物とかその上に子安貝を付けるタイプは、よくあるようですが、これは真鍮を台にしています。 当然このようなメタルを使って作る腕輪は、当時としては高価な品となります。近代化された工場での大量生産に慣れているので、真鍮などは安価な印象を受けてしまいますが、気合を入れて注文した一品であろうと思います。 竹、籐、毛革などの素材でなら本人が作ったのでしょうが、金属類の加工は多分、専門の職人がいたようです。 子安貝の自然な形を生かしたデザインにしてあります。粒を揃えて、シッカリ固定されるように貝の裏の丸みを削って、糸で真鍮の台に縫い付けている。貝に引っかからないように、真鍮の端を貝の厚み分だけ折っています。 男性の上腕にピシリと決める、使いかた。 幅は約40mm。内径は約93mm。 重さは168g
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ナガ族。トライバルアートのヘアピン 0109-OG60
¥45,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。 初めてこのヘアピンを見つけた時は、タイミングだったのでしょうが、結構ドッサリありました。描かれたデザインも作り手の数だけあるようで、選ぶのに一苦労、それなりに高かったし。 このヘアピンの模様の太い線は、よく見るとギザギザの線で描かれています。ピザカッターのような工具で?と思ったのですが、どうも手でギザギザを描いたようです。 毛の飾り房があった穴があります。 長さは約265mm。幅は約37mm。 重さは42g
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ナガ族。ユニークなヘアピン 0113-BG48
¥25,000
Julian Jacobs 著「The Nagas」には、耳飾りとして紹介されています。 私はヘアピンだと思うのですが、何しろナガ族ですから、耳飾りかも知れない。(ウィキペディアによると、ナガとはこの部族がつける耳飾りのこと、とある) 牙のついたトップによく使われている渦巻模様です。トップは真鍮が使われていますが、これはアルミ製です。アルミも今では安価な印象ですが、当時では貴重な素材だったと思います。 叩いて伸ばして削って、といった手作り感が溢れる一品です。 ハサミみたいに開閉するけど、刃はないし、何これ?と訊かれたものです。 高さは約110mm。幅は約127mm。 重さは108g
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ナガ族。トロトロの猿のスカル 0101-LG37
¥70,000
籐で編まれたショルダーバッグの飾りで付けられていたと思います。 トロトロ状態で、ここまでになるにはどれ程の時を要したのでしょうか? 村ではどの家にも囲炉裏があります。家具類は殆どなく、カゴやネックレスなどはそのまま壁に掛かっていて、毎日燻されている状態です。囲炉裏の上には干物を作ることもできる棚があり、やはり何の動物なのか分からない骸骨が幾つも飾って?ありました。 ご神体であった日本おおかみのスカルを見たことがありますが、こんな感じの風合いでした。 高さは約135mm。幅は約80mm。厚みは65mm。 重さは94g
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ナガ族のシンプルな骨のネックレス 0102-OG232
¥50,000
動物の脚の関節の形を生かしたシンプルなネックレスです。「ミタン牛」と言っていたような気がします。 長い骨の部分を削って尖らせて嘴のようにしてあります。サイチョウを模しているかも知れません。 15mm位の大きさの「ムクロジ」の種をネックレスにしてあります。お正月の羽子板で使われる羽のついた玉で、ブッタも勧めていた数珠の種だそうです。ナガ族の場合、だから「ムクロジ」を使ったとは思えず、比較的に容易に手に入れることができる硬い種、という事情だろうな…。 僅かに線で模様が彫ってあります。屋外で風雨にさらされていた骨を利用したのでしょう。これはこれでとてもいい感じです。 トップの高さは約220mm。幅が約105mm。厚みが45mm。 紐の長さは約62cm 重さは228g
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ナガ族。貝の耳飾り 0113-KA73
¥20,000
ナガ族が住むインド北東部からミャンマー北西部の内陸山地で、珍重されたホラ貝をカットして作った耳飾りです。 首を狩って噴き出す血のイメージなのでしょうか?この先端が丸くなった「 V 」の字の模様は、ナガ族にとっては大変重要な意味があるようで、男性の胸に大きく入れ墨にして描かれてもいます。 首狩りをすることが、ナガ族である証であったことを思うと、首狩りのイメージを表しているかもしれないこの図柄を、アクセサリーや入れ墨に描かれるのは極めて自然、ということになります。 高さは約59mm。幅が約48mm。 重さは16g
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ナガ族。何とも味のある骨のネックレス 0102-PG127
¥35,000
猿の骨盤辺りの形を生かしたシンプルなネックレスです。日頃から、骨に触れている生活だからこそ思いつくデザインです。 ポッカリ開いた窪みの眼は、元からあった穴を利用していますが、不思議な雰囲気を漂わせています。耳か頬の二重丸は工具を使っているようです。せいぜい髭?の切込みを入れるにとどめて、シンプルに仕上げています。切込みの二重丸だけでは、ちょっと物足りなく、直線の髭?がバランスよく決まっています。 子供用かもしれません。 頭に植えられた山羊の毛が効いています。 紐は蔓をよったのを使っています。 高さは約80cm。幅は約120cm。厚みは約60mm 重さは90g
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ナガ族。トロトロスカルのネックレス 0101-OG224
¥65,000
年季が入ったトロトロ状態の猿のスカルヘッドのネックレスです。 恐らくカゴなどの飾りで使われていたスカルを、新しくネックレスにしたものと思われます。 紐の部分が、歯、ボーンビーズなどを使っていますが、全体にシンプルな作りで、今風な印象です。これなら現在のファッションにでも合わせることができるかもしれません。 スカルヘッドの存在感が強烈なので、これをつけて歩けば、サーッと道が開けるでしょう。 スカルヘッドの高さは約110mm。幅が約75mm。 紐の長さは約72cm 重さは104g
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ナガ族。渋い色合いのスカルネックレス 0101-PG27
¥80,000
ナガ族などの先住民の多くは、揃いの衣装に揃いのネックレスをするので、似たようなデザインのネックレスがその村の成人男性の数だけあったと考えられます。 このネックレスも同じ村から集められた中の一点です。 とても渋い色合いになっている猿の頭蓋骨です。正面から見ただけでは気がつきませんが、頭蓋骨の後ろが2cmくらい欠けています。また本来はこの村の特徴である牛の角を、こめかみ辺りの付けていたのでしょうが無くなっています。角を取り付ける紐を通す穴だけあります。見た通りほとんど問題ないです。 両目の後ろから頭の先端で交わる紐の使い方もカッコイイです。この紐のアクセントの有無で、印象は随分変わることでしょう。 トップから紐にかけてのパイプ状のパーツは古い骨なのでしょうか?丸と線のシンプルな太い彫りの模様が、経年劣化の風合いと相まっていい味を出しています。スペーサーにアルミのパーツがさり気なく使われている。 ミャンマー側のナガ族の作品です。 トップの縦の長さは約115mm。幅は約73mm。厚みは約60mm。 紐の長さは約70cm。 重さは128g
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ナガ族の絵心が楽しめるスカルネックレス 0101-PG29
¥80,000
トロトロ状態の猿のスカルヘッドに牛の角がついたネックレスです。 ナガ族などの先住民の多くは、揃いの衣装に揃いのネックレスをするので、似たようなデザインのネックレスがその村の成人男性の数だけあったと考えられます。 このネックレスも同じ村から集められた中の一点です。 これだけが、紐のパーツが筒状のパーツではなく、骨の板状のパーツが使われ、とても素朴な絵が彫られています。分かりやすい人の顔は、ホンワカ、ホンノリしていて、「首狩り族」からくる禍々しいイメージからかけ離れていて、とても面白いです。あとはやはり「ミタン牛( Mithun )」のシンボル。 角の付け根が左右共にガタつきがあります。糸が切れかかっている。 歯にもガタつきがあります。 ミャンマー側のナガ族の作品です。 トップの縦の長さは約130mm。幅は約130mm。厚みは約60mm。 紐の長さは約60cm。 重さは168g
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ナガ族。猿の毛に牙のネックレス 0103-HN27
¥45,000
ナガ族では珍しい猿の毛を中心に、イノシシの牙と骨、歯のパーツでできた野生味が溢れるネックレスです。 猿の頭蓋骨はよく見かけたのですが、その毛が使われているのは、あまり見ていないです。ソフトな感触が独特なので、「首狩り」のイメージにそぐわないからかな? 山あいの小屋で休憩させてもらった時、壁に吊るしてあった猿の尻尾を貰ったことがあります。ネックレスや腕輪ならともかく、そのままの猿の尻尾ねぇ・・と戸惑ったものですが、今でも部屋の壁にかかっています。 ソフトな毛と使い込まれた風合いの牙、骨。そんなに強烈ではないので、今のファッションでも合わせられるのではないでしょうか? トップの高さは約70mm。幅は約140mm 紐の長さは約640mm。 重さは94g
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ナガ族。ビーズつき「フィッシュテール」 0104-MG114
¥45,000
ナガ族の真鍮製のペンダントで人の顔と並んで、代表的なデザインの「フィッシュテール」と呼ばれているネックレスです。本来は首狩りをした者のみが許される勇者の証です。 想像ですが、最初の頃には「尾ひれ」は無かったのでは?と思います。ナガ族の市場でも魚を見かけましたが、首狩りをした者の名誉を称えるシンボルになるほどの意味が見つかりません。上のポッテリ感と尾ひれが無い形を想像すると、これは「ホラ貝」だったように思います。「 V 」と「 Y 」形のデザインはナガ族の間では好まれる図形だし、尾ひれが付いた方がバランス的にも落ち着くので、こんな形になったのでは… 普通「フィッシュテール」には人の顔は付いていませんが、これは珍しく人の顔が付けられ、二重線の眼に三角形の鼻という顔のペンダントの特徴を用いてバランスよく作られています。 紐は作り直されていますが、古いオレンジ色のビーズが使われています。 高さは約160mm。幅は約60mm。 紐の長さは約600mm 重さは198g
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ナガ族。木のマスクヘッド 0105-VG27
¥35,000
木のマスクは、首狩りに出掛ける時のカゴに飾られていたり、首狩りをした者が許される勇者の証のペンダントヘッドで使われていました。 一般的な人の顔ではなく狩った相手の顔を表現しているようで、特徴を捉えて作っているように思えます。「首狩り」に対する彼らの思いが垣間見えるような気がします。 最近作られた木のマスクは、木の材質が異なるように思います。それでもナガ族らしい雰囲気を持っている作品もありワクワクさせてくれるアイテムです。 眼には貝が埋め込まれています。頭の後ろにひび割れがあります。 インド側のナガ族です。 高さは約130mm。幅が約113mm。 重さは278g
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ナガ族。トライバルアートのヘアピン 0109-OG59
¥45,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。やったことはありませんが、骨をここまで薄く削るには大変な労力が必要であるように思います。 ナガ族は、狩猟採集と農作業の暮らしの中で、ちょっと閑があったら、このヘアピンを作るのに向かってしまう、自分の飾り物を作ることに精を出す、というライフスタイルでやっていた人たち、と想像されます。「美」に対する思い入れが強いように思います。 大きさの異なるギザギザ線で描かれています。ギザギザを彫る工具を使っているのかな、とも思いましたが、どうも一本一本ギザギザを彫っているようです。 毛の飾り房があったと思われる穴が開いています。 アイヌの「ヒゲベラ」とか「イクパスイ」と呼ばれている祭具に似ているように思います。 長さは約265mm。幅は約28mm。 重さは24g
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ナガ族。髪の毛がついたレアなヘアピン 0109-OG227
¥50,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。 中でもこのヘアピンは髪の毛の房がついた、いかにも首狩り族ナガを象徴した一品です。 「首狩りは女も子供も容赦されなかった」そうで「女性は村人から最大限の保護を受けているので、その首を取ることは名誉であり、敵の人口を減らすことにもなり、装飾用にも女性の髪が欲しかった」と解説されています。(ナガの民族芸術より) 一見ギザギザを刻む工具を使っているように見えますが、一本一本手彫りだと思います。 インド側のコニャック族の村で。 長さは約242mm。幅は約32mm。 重さは48g
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ナガ族。トライバルアートのヘアピン 0109-VG32
¥45,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。やったことはありませんが、骨をここまで薄く削るには大変な労力が必要であるように思います。 ナガ族は、狩猟採集と農作業の暮らしの中で、ちょっと閑があったら、このヘアピンを作るのに向かってしまう、自分の飾り物を作ることに精を出す、というライフスタイルでやっていた人たち、と想像されます。「美」に対する思い入れが強いように思います。 初めてこのようなヘアピンを見つけた時は、タイミングだったのでしょうが、結構ドッサリありました。描かれたデザインも作り手の数だけあるようで、選ぶのに一苦労でした。 毛の飾り房があった穴があります。 裏に鳥が彫ってあります。 長さは約238mm。幅は約31mm。 重さは44g
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ナガ族。トライバルアートのヘアピン 0109-VG33
¥28,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。やったことはありませんが、骨をここまで薄く削るには大変な労力が必要であるように思います。 ナガ族は、狩猟採集と農作業の暮らしの中で、ちょっと閑があったら、このヘアピンを作るのに向かってしまう、自分の飾り物を作ることに精を出す、というライフスタイルでやっていた人たち、と想像されます。「美」に対する思い入れが強いように思います。 インドの店で初めてこのようなヘアピンを見つけてからは、必ずそのお店を覗いてチェックしていたのですが、毎回値段が上がり数も減っていき、3年後には状態の良い品を探すのに苦労し、それでも購入を迷うような状況になっていました。 毛の飾り房があった穴があります。 例外的にサイズが小さかったので買ってみました。 長さは約134mm。幅は約26mm。 重さは26g
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ナガ族。トライバルアートのヘアピン VG34
¥25,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。やったことはありませんが、骨をここまで薄く削るには大変な労力が必要であるように思います。 ナガ族は、狩猟採集と農作業の暮らしの中で、ちょっと閑があったら、このヘアピンを作るのに向かってしまう、自分の飾り物を作ることに精を出す、というライフスタイルでやっていた人たち、と想像されます。「美」に対する思い入れが強いように思います。 インドの店で初めてこのようなヘアピンを見つけてからは、必ずそのお店を覗いてチェックしていたのですが、毎回値段が上がり数も減っていき、3年後には状態の良い品を探すのに苦労し、それでも購入を迷うような状況になっていました。 毛の飾り房があった穴があります。 例外的にサイズが小さかったので買ってみましたが、後から折れて短くなっていることに気づきました。 長さは約144mm。幅は約23mm。 重さは12g
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ナガ族。ひょうたんピアス 0113-TG85
¥25,000
初めて見たとき時は、用途が分かりませんでした。ビーズを埋め込むなど凝った装飾がしてあるので、腰飾りなのか、バッグにでも付けるのか?でもどうやって? 尋ねてみると、ピアス、耳飾りでした。 書名は忘れましたが、「ナガ」とは、ミャンマーのある言葉で「耳飾りをする人たち」を意味していて、当時のイギリスがその当たりに住む人たちを便宜上、ナガと呼ぶようになった、とあったのを覚えています。 ウィキペディアをみると、「ナガとは、この部族がつける耳飾りのこと」とあり、そのままズバリです。 つまり、それほどナガ族の耳飾りは、彼らが住むインド北東部からミャンマー周辺部、タイ北部までの少数民族地帯と呼べるエリアの中で特異で、命名されるほどに他とは際立っていたのでしょう。 ミャンマー側のナガ族のピアスです。 真ん中に並んだ白い四角のパーツは骨で出来ています。 直径は100mm。長さは97mm。 重さは90g。
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ナガ族。伝来の腕輪 0108-PG119
¥70,000
美術館が発西部行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。 今では近代化した工場での大量生産の製品が安価に出回っているので、真鍮製品が家宝として扱われるのには実感しにくいところです。 ナガ族のアクセサリーの装飾でよく見られる渦巻模様を三段重ねられたのが、中心と左右の端に配置。それを挟むように帯に〇を重ねた模様が配されています。単純な図柄ですがそれぞれサイズが異なるし、歪んでいたり、端の帯の幅も違っていたり、と手作り感が溢れています。 高さは約60mm。内径は約62mm。 重さは170g
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ナガ族。伝来の腕輪 0108-UG8
¥40,000
西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。 今では近代化した工場での大量生産の製品が安価に出回っているので、真鍮製品が家宝として扱われるのには実感しにくいところです。 男性の二の腕に飾る腕輪です。腕輪の基本形とも呼べる円筒状。シンプルに凹凸をつけただけのデザインです。使い込まれた味わいが楽しめます。 高さは約53mm。内径は約73mm。 重さは94g。
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ナガ族。伝来のユニークな形の腕輪 0108-VG21
¥45,000
Julian Jacobs 著「 The Nagas 」に載っている腕輪です。 西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。 今では近代化した工場での大量生産の製品が安価に出回っているので、真鍮製品が家宝として扱われるのには実感しにくいところです。 これも最初見た時は「?」でした。先の本で見たことあるようだったので購入したのですが、今回これを書くにあたって森田勇造さんの本を読み直して、この腕輪を付けている女性の写真を見つけました。 腕輪ではあり得ない両端の湾曲した出っ張りのデザイン。日常生活では邪魔なだけの腕輪に思えますが、彼らの美意識のオシャレなのでしょう。 口の狭まった箇所の外側に意味不明の菱形の模様が描かれています。 高さは約22mm。長さは約98mm。 重さは126g
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ナガ族。伝来の腕輪 0108-VG22
¥40,000
Juiian Jacobs著「 The Nagas 」に載っている腕輪です。 西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。 今では近代化した工場での大量生産の製品が安価に出回っているので、真鍮製品が家宝として扱われるのには実感しにくいところです。 中心は真鍮の素材を生かしてノッペリした無地のスペースを多くとり、両端にキノコのような突起が三列、その端にナガ族のアクセサリーでよく見られる回転方向が異なる渦巻模様が描かれています。 日常生活では邪魔になるようなデザインのようですが、オシャレが優先のカッコ良さです。 高さは約43mm。内径は約55mm。 重さは162g。
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ナガ族。毛の飾りついたボーンヘアピン 0109-PG112
¥30,000
骨を薄く板状に削り、表面に細かい描線で、如何にもトライバル的な模様が描かれたヘアピンです。やったことはありませんが、骨をここまで薄く削るには大変な労力が必要であるように思います。 ナガ族は、狩猟採集と農作業の暮らしの中で、ちょっと閑があったら、このヘアピンを作るのに向かってしまう、自分の飾り物を作ることに精を出す、というライフスタイルでやっていた人たち、と想像されます。「美」に対する思い入れが強いように思います。 お馴染みの山羊の毛の房がついています。この手のヘアピンは何本か扱いましたが、毛があったであろう穴はありますが、毛がついていたのは珍しいです。「米のり」か「にかわ」のようなもので留める程度なので取れやすかった、と考えられます。 このヘアピンは毛だけ新しいものに交換しているようです。 毛が抜けやすいです。 長さは約187mm。幅は約21mm。 重さは22g