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ヤオ族。ドラゴン 0301-AG7
¥38,000
タイの少数民族物を扱う骨董屋さんで20年くらい前に買いました。 その頃はアクセサリーがメインでこのような品は、趣味のコレクションで毎回2~3点のみ買っていました。今となってはもっと買っておけばと悔やまれます。 少数民族の「ドラゴン」くらいの認識しかありませんでしたが、ヤオ族にとっては彼らの大元、原初的な存在である「バンコ」という竜犬を表しているのだそうです。 「竜犬が敵の王を破ったので漢族の王女と夫婦になり、その間に生まれた六男六女がヤオ族の12姓の始祖となった」とウィキペディアにありました。 ドラゴンにしては可愛らしいお座りポーズです。成る程、竜犬だったわけです。ヤオ族の人たちが犬と仲良しだったらしいことは分かりますが、ウィキペディアでは「竜」は中国では皇帝のシンボルとして扱われていた、とあります。 強力な帝国中国に尻尾を振って迎合しているっていう印象を受けてしまいます。 竜犬といえども竜(中国漢族)の血をひく出自を誇示しているような・・・ 長さは約137mm。高さは約63mm。幅は約33mm。 重さは84g。
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ヤオ族。母子像 0301-JG40
¥13,000
漢民族によく見られる吊り上がった一重瞼の女性が赤ん坊をヒシッと抱きしめた木製の像です。 足元を見られると分かるのですが、自立して立たない作りになっています。全体にデフオルメされて頭でっかちで、足がとても小さい。纏足かも知れませんが、それでも別に台座があって据えられて立っていたようには見えません。 何に使っていたのだろう?女の子のお人形遊び? 狩猟民の本を読んでいた時にこんな一節がありました。「広場にはシャーマンが造った小屋があり、ここに獲りたい動物を木彫り像にして捧げた」 子供を授かりたいと望む女性のための人形かも? 女性の手のひらに自然に納まる大きさになっているので、出産の時に握りしめられていたお守りみたいな。 真剣な眼差しだし・・・ 右足の甲の部分が欠けています。 高さは約170mm。幅は約45mm。奥行きは約55mm。 重さは112g
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ヤオ族。かわいい道士の像 0301-AG4
¥18,000
独特な刺繍と衣装で有名な「ヤオ族」ですが、この呼称はタイ、ラオスの人たちが付けた名前で、彼らは「ミエン」と自称しています。 古代より漢族の影響を受けていたので宗教もアニミズムと道教が習合されたものだそうです。(ちなみに話す言葉はミエン語なのに、漢字の姓名を持っている) 道教が、西欧では「タオイズム」と呼ばれる「老荘思想」から不老不死の仙人を理想とする「神仙思想」、仏教などの対抗意識からなのか土着神、英雄、中国神話の人物なども神格化した「多神教」的要素もあり、そして教団があって分派もあるというように複雑になっているようです。 で、これは道教を究めた道士の神格化した像、だと思います。髪型がユニークで木彫りに漆が施してある。 高さは約49mm。幅は約28mm。奥行きは約28mm。 重さは14g