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ナガ族。角のオブジェ 0106-PG15
¥23,000
山羊の角から顔が覗いている不思議なオブジェ。 ペンダントヘッドかカゴの飾りなのか分かりませんが、発想が楽しいです。アニミズム(精霊信仰)が意識の底流にあるためか、などと考えてしまいます。 粘土のようなもので角を塞いで顔を作っているのですが、不機嫌そうに目尻を上げている表情がいいです。頭からはナガ族ならではの山羊の毛がたなびいていて決まっています。 毛を除いた長さは約135mm。幅は約60mm。 重さは84g。
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ナガ族。ホラ貝 0113-RG26
¥60,000
ナガ族の装飾品にハマると欲しくなるのが、このようなホラ貝を使ったアクセサリーです。 インドでは「シャンカ」と呼ばれて最高神のヴィシュヌの持ち物とされ、チベットでは大いなる力を呼び寄せる楽器「トゥンカル」としてやはり重要な仏具として伝わっていたそうです。 ナガ族では楽器としてのホラ貝も使ったでしょうが、それよりも装飾品の材料として好まれていたようです。削って耳飾りにしたり、くり抜いて腕飾り、そしてナガ族独特のシェルビーズなど。移動手段の乏しかったヒマラヤ周辺の山地民にとっては、白い大きなホラ貝は強烈な存在だったろうと思います。 ネックレスの飾りかカゴの装飾かは分かりませんが、二重丸模様の中で人が万歳しています。彼の部族万歳!ナガ族謳歌!でしょうか? 高さは約142mm。幅は約95mm。 重さは374g。
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ナガ族。伝来のバックル 0113-XG141
¥35,000
恐らく腰飾りのバックルみたいな物だと思います。裏側の両端に引っ掛ける金具が付いていて、上部に紐を通せるパーツもあります。 西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。また森田勇造さんの「『倭人』の源流を求めて」では少数民族エリアの雲南地方では道路が建設された1954年以前では、針一本が鶏一羽と交換されていたそうです。ナガ族がいた地域も似たような状況だったと思います。 唐草模様をメインにトライバル風に彫ってあります。斜線模様の間隔も不揃いで、帯も歪んでいたり、とおおらかです。ヘタウマの味わいでしょうか。 長さは約220mm。幅が約40mm。 重さは86g
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ナガ族。カゴ飾り 0114-PG129
¥25,000
段々簡略化されつつあるナガ族の衣装ですが、特別な日で成人男性が正装した場合これだけは外せないアイテムが幾つかあるようです。 カブトのような帽子、首飾り、肩掛け、カゴというかショルダーバッグ。 部族によって多少異なるでしょうが、カゴはナガ族にとっては必須のアイテムになっているようです。毎日使うカゴは実用本位でシンプルですが、首狩りに携行するカゴは彼らの美意識の結晶のような作りになっています。これはそのカゴの飾りの一部だと思います。 牛の角に赤と黒に染めた山羊の毛が渋く決まっています。角の切り口を竹で編んで縁取りしている辺りにも、作り手の心配りと品を感じます。 これがカゴ飾りの一部なら、完品の状態のカゴはどんなに素晴らしかったか、と思いを馳せてしまいます。 長さは約215mm。幅は約85mm。 重さは106g。
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ナガ族。胸飾り 0114-UG13
¥60,000
麻のような布地に数珠玉がビッシリ縫い付けあります。恐らく女性の胸飾りだろうと思います。 腕飾りかも知れませんが、布地で作られた物は見たことないし、他に布地で思い当たるのは男の褌がありますが、それは違うだろうな・・ 一口に数珠玉と言っても色や形が微妙に異なり、素朴でとても味わいのある表情を生み出しています。サイドの房もいいです。細長いライス状の数珠玉もあるのでしょうか?使い方が非常に素敵です。赤く染めた山羊の毛も決まっています。 布地の裏にほころびの補修があります。 数珠玉を縫い付けた糸が切れているところが数か所あります。 高さは約300mm。一枚の幅は約140mm。 重さは186g。
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ナガ族。カゴ飾り 0114-UG14
¥55,000
段々簡略化されつつあるナガ族の衣装ですが、特別な日で成人男性が正装した場合これだけは外せないアイテムが幾つかあるようです。 カブトのような帽子、首飾り、肩掛け、カゴというかショルダーバッグ。 部族によって多少異なるでしょうが、カゴはナガ族にとっては必須のアイテムになっているようです。毎日使うカゴは実用本位でシンプルですが、首狩りに携行するカゴは彼らの美意識の結晶のような作りになっています。これはそのカゴの飾りの一部のようです。 牛の角に、お馴染みの赤と黒に染めた山羊の毛が覆い隠すように埋め込まれています。抜け落ちた穴が随分あるので、作られた当初はさらに毛で盛り上がっていたと思われます。しかも、短く切った毛とフンワリ長い毛が組み合わされていたようで、毛の重なり具合の面白さが加えられていたのでしょう。 角には面取りがしてあります。 これがカゴ飾りの一部なら、完品の状態のカゴはどんなに素晴らしかったか、と思いを馳せてしまいます。でも、これだけでも十分迫力があります。 多少毛が抜けやすいです。 長さは約375mm。幅は約100mm。 重さは368g。
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ナガ族。顔つきのカゴ 0111-OG229
¥35,000
首狩り用のカゴにしてはサイズが小さく飾りも控えめで、何より派手好きなナガ族にしては色彩に乏しい色使いから特別な用途のカゴのように思われます。例えば呪術師のカゴとか。 ナガ族なら人間の頭を模して飾るところですが、3個とも人と言うより猿に見える顔立ちです。木を削って眼は羽根つきの玉「ムクロジ」の種を使っています。両脇の角のような飾りも木を削って作っています。普通なら牛なり山羊の角を使っていそうですが、この点もひっかかるところです。 「シュロ」のような植物繊維を飾りに使っていますが、これも定番の山羊の毛から外れています。まるでこのカゴだけ「動物博愛主義者」の手による作品みたいに特異です。 カゴの底に補修した跡もあり大事に使われていたようです。 紐が切れていたので同系色の糸で補修してあります。 インドのコニャック族 高さは約210mm。幅は約280mm。厚みは約160mm。 重さは394g。
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ナガ。コニャック族の尻尾がついたカゴ 0111-PG130
¥18,000
飾り房にビニールの紐が使われていて手に入れるのに暫く迷ったカゴです。でもコニャック族のセンスがよく表れているし、使い込んだ味のある品が本当に少なくなったので求めてきました。ナガ族の中でもコニャック族の作品はとても好きです。 ビニールの房はもともと木の皮か植物の蔓で作られていたと思います。アイヌの祭具の「イナウ」や神道の「御幣」に通じるように思えて惹かれました。 房を束ねた赤を基調にした飾りもコニャック族のショールの色使いです。それを挟む位置に猿の尻尾がぶら下がっています。私には抜群の造形センスに思えるのですが・・ 猿の尻尾が片方半分切れてしまいました。 高さは(房は除く)約180mm。幅は約260mm。厚みは約160mm。 重さは158g
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ナガ族。子供用のカゴ 0111-QG21
¥6,000
村の生活では必需品の竹制のカゴです。町ではプラスチック製も売っていましたが、まだまだ竹や蔓等で編んだカゴが現役で大活躍です。 これは子供用の葉物を採集するカゴですが、大人用の薪など重いものを運べる頑丈な作りのカゴもあります。これは頭にかけて提げる帯、バンドはありませんが、本来帯、バンドは必ず付属していて頭で担いで荷物を運びます。インド系の人たちは荷物を頭の上に載せて運ぶ。カゴが空な時は肩に掛けて出掛けます。 ミャンマーのナガのエリアに行った時、思うような品物がなくて立ち寄った家で譲ってもらったカゴです。個人的にはカゴの類は非常に好きですが、嵩張るしお客さんの反応もあまり良くないので躊躇したものです。 日本の竹製品も素晴らしいですが、ナガ族やタイなどの少数民族の人たちが作るカゴも負けず劣らず素晴らしい仕事をしています。囲炉裏で燻された風合いもいいです。 高さは約280mm。幅は約240mm。奥行きは210mm。 重さは166g。
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ナガ族。木の実の珍しいバッグ 0111-VG106
¥35,000
椰子の木の実のようなものを半分にカットして中をくり抜き、小物入れのバッグのようにしてあります。正装した時の腰飾りのようにして使っていたのかもしれません。 骨盤辺りの骨の飾りが眼を持った顔のようです。頭に赤と黒に染めた山羊の毛も埋め込まれナガ族らしい仕上げになっています。 やはりこれもJulian Jacobsの「The Nagas」には載っていない初めて見る種類のバッグでした。インド側のコニャック族の村にあったものです。確固たる独特の美意識が感じられ、彼らの作り出す作品の幅広さに驚きます。 骨盤飾りの下になって見えにくいですが、木の実の表皮に下絵なのか線引きで顔らしき絵が描かれています。やはり描かれるのは人の顔、頭です。首狩りした頭でなければならない。 高さは約210mm。幅は150mm。厚さは約90mm。 重さは394g。
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ナガ族。角の容器 0116-OG170
¥12,000
「あばたもえくぼ」のような状態だったので、出会ったナガの作品なら何でも的に買った「お神酒」を飲むときの容器です。 ナガ族では米を発酵させたライスビールや穀物を元にした酒が自家醸造されているそうです。 私はアルコールが苦手なので、その手のものには全く関心がないのですが、確かナガランドでも表向きにはアルコール類は売ってなかったように思います。インドには禁酒法がある。でも「ホーンビルフェスティバル」ではお店のメニューにはライスビールがあったように思います。 キリスト教の影響とインドの禁酒法のせいで、飲酒はあまり好ましくない雰囲気になっているようでした。 奥の村に行くと男たちが囲炉裏を囲んでアヘンの吸引でした。 牛の角に籐で飾りと取っ手が付けられています。 口の径が約95mm。長さが約190mm。 重さは224g。
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ナガ族。木の貴重品箱 0116-QG23
¥48,000
初めて見た時は、ナガにもこのような木箱があったのだと感心したものです。Julian Jacobsの「The Nags」にもこのような木の容器は載っていないし(木彫りの像や食器なども彫っているからあって当たり前ですが) とても凝った作りをしているし、当時の生活事情を推察するに単なる小物入れではないようです。写真では分かりにくいですが、横からみると変形の五角形になっていて上の三角形が蓋で開く形状です。 普段は装飾を施した蓋は閉じられ、いかにも特別なモノが収まっているように見せていて、必要な時がくると蓋を開けた状態でそのモノが拝める、という仕様だと思います。開いていても特別感がでるように、そして中のモノを少しでも痛めないように箱の内側にやしの木のような柔らかい樹皮で内張してあります。 模様が打ち込まれた真鍮版が縁取りで使われていますがが、その使い方が慎ましく(貴重品だったろうな)できる限りの凝った装飾で飾ってあげようという気持ちが伝わってきます。 高さは約110mm。幅は約260mm。奥行きは約90mm。 重さは752g。
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ナガ族 渋い矢筒 0116-NG170
¥45,000
竹製のボウガンの矢筒です。ナガ族の弓矢は今のところ見たことがありません。 ナガ族に親近感を覚える理由のひとつに、子供のころ泊りに行っていた田舎の親戚のような懐かしさがあります。顔たちは殆ど親戚のおじさん、おばさんという感じです。 そして身近な道具は馴染み深い「竹」で作られたものが多いです。「竹の文化」とも呼べる美意識があるように思います。囲炉裏のある生活なので、そこで燻されて出来た色合いは日本の古民具のように見えます。 ナガの美意識ではやはり毛皮を使いたかったようで、筒の底あたりに猿と思われる毛皮が飾りに巻き付けてあります。少し抜けてしまっているのが残念。蓋は稲わらで編んで外側は革で覆ってあります。 肩に掛けるための紐を取り付ける編み込みや筒に巻いた細工もとても美しいです。 高さは約570mm。幅は約95mm。竹の外径は約45mm。 重さは約432g
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これぞナガ!ボーンバッグ 0111-SG121
¥85,000
売ってくれたナガのおばちゃんによるとミタン牛の骨だそうです。骨盤あたりでしょうか? 上部のサイドに真鍮板が埋め込まれて渋いアクセントになって「睨み」に凄みを加えています。 底と背面は丈夫な樹皮を竹ひごで骨に縫い付けてあります。側面の逆さの角(耳飾りかも、ナガのコニャック族はこのようなピアスをやっています)は、木を削って作られ同様に固定されていますが、緩みが出ていて両側とも多少ガタつきがあります。 革の取手も付けられ実用的な工夫も施されていますが、肩にかける編み紐の部分は切れて短くなっているようです。おばちゃんは紐を額で支えて、頭の後ろにバッグがくるように提げて見せてくれました。カゴならともかくこのバッグはそうではないだろうな、と思います。 首狩り用では小さ過ぎるし・・ 囲炉裏で燻され、色ツヤ抜群のナガ族ならではの珍しい一品です。 高さは約320mm。幅は約270mm。奥行きは約130mm。 重さは1080g