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ナガ族。角のオブジェ 0106-PG15
¥23,000
山羊の角から顔が覗いている不思議なオブジェ。 ペンダントヘッドかカゴの飾りなのか分かりませんが、発想が楽しいです。アニミズム(精霊信仰)が意識の底流にあるためか、などと考えてしまいます。 粘土のようなもので角を塞いで顔を作っているのですが、不機嫌そうに目尻を上げている表情がいいです。頭からはナガ族ならではの山羊の毛がたなびいていて決まっています。 毛を除いた長さは約135mm。幅は約60mm。 重さは84g。
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ナガ族のモヒカン角つき帽子 0110-JG42
¥80,000
竹で編んだ帽子に、カモシカの角が生えています。モヒカン刈りのような逆立った毛はイノシシでしょうか? ナガ族の代表的なデザインです。 角はナガ族にとって特別な存在である牛の仲間のミタン牛(Mithun)を象徴しているようです。インド北西部からミャンマー、ブータンなどのヒマラヤ南部に生息する木の葉を食べる牛の仲間だそうです。ナガ族の祭りでは生贄として捧げられる重要な儀式になっています。 日本の戦国時代の兜(カブト)にあたるナガ族の帽子は、本来彼らの衣装と同じくどの部族のどこの村の者かが、一目で分かるように作られています。 イノシシの毛と思われるモヒカン刈りも決まっています。 骨を削って長い牙のようにしたナガ族の必須アイテムの飾りも、サイドにバランスよく決まっています。最初は白くアクセントとして目立っていたのでしょうが、煤けて渋さを増している。 太い角を付けるために帽子は三重構造になっています。 高さは約330mm。幅は270mm。 重さは382g。
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ナガ族。圧巻!骨のカブト 0110-LG36
¥200,000
ニューデリーの骨董屋さんで初めて見た時はたまげたものでした。 ここまでやっていたか!という驚きです。 全て骨でできたパーツを組み合わせて作られています。恐らくミタン牛( Mithun )の骨だろうと思います。 それぞれのパーツには模様が彫られていて、顔や眼は分かりやすいですが、全体にまとめて見ると浮かび上がってくる図柄もあります。ちょっと分かりづらく意味不明です。 骨の状態からそこそこ時代が経っていて、幾度か繋ぎ合わせている紐を交換していると思われます。頭頂部分には紐が使われておらず、接着剤のようなもので繋がれているので、オリジナルはこの状態とは少し違っているかもしれません。接着剤が使われたと思われるパーツの端には、不要になった紐の穴を塞いだ跡があります。 後にも先にもこの手の被り物は見たことありません。 高さは約210mm。幅は約270mm。 重さは1450g。
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ナガ族。牙をむいた帽子 0110-MG103
¥130,000
籐(ラタン)で編んであります。 熊の毛革で帽子の胴体部分を囲み、上部は猿の毛革で覆ったツートンカラーの豪華な作りです。 イノシシの下顎を据えて「牙をむいた帽子」に仕立ててあります。歯の部分が熊の黒い毛革の上にくるように付けてあり、白い歯が際立って不気味さを増しています。また黒い毛革から同系色の山羊の角が生えていて、作者のセンスの良さを感じます。 内側は防寒用なのか緩衝用か、綿のような素材で埋め尽くされています。 残念なのは、後ろ側の猿の毛革が取れていることと、抜けやすいです。 角も少しガタがあります。 やはり後ろ側ですが、熊の毛が薄くなっている箇所があります。最初からなのか抜けたのか、分かりません。 高さは約210mm。幅は約220mm。 重さは498g。
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ナガ族。牙が決まったラタンの帽子 0110-NG146
¥80,000
籐(ラタン)で編んであります。 帽子の正面に、角をもった顔が来るように作ってあります。恐らくミタン牛( Mithun )。 イノシシの牙を二つ繋げて、ビシッと決まっていますが、子安貝の眼なので目尻が下がったニッコリまなこになってしまい、不思議な雰囲気です。 カゴ状に帽子を編んだ上にグルリと×印で囲み、左右の牙の先に菱形の模様を編み重ねる、という技を使っています。 本来なら毛の飾りも凝った作りだったと思われますが、多くが抜けてしまっています。残った毛もここまで脱色してしまうと、どうなんだろう?好みですかね。 トップにはサイチョウの羽根を差し、ちょっと思いつかない飾り付け用の骨組みまで用意してあります。毛とサイチョウの羽根飾りが残っていたら、と残念です。 気合を込めた一品であるもうひとつの証は、内側です。何でしょうか?綿? ナガランドは山の上なので寒いといえば寒いのですが… 高さは約310mm。幅は約230mm。 重さは416g。
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ナガらしさ満載のスカル帽子 0110-RG28
¥150,000
やはりナガ族は、こうでなくっちゃ!という帽子です。 籐(ラタン)で編んだ帽子に、猿のスカル、ミタン牛( Mithun )を表すカモシカの角、イノシシの牙、歯もジャラジャラあって子安貝もある。イノシシの毛が逆立ち、ダメ押し的にタイガーらしき毛まであしらわれています。 ナガ族の装飾に使われる小物が満載で使われていますが、バランスよくまとめられてカッコイイです。 サイドの赤い房がアクセントで決まっています。板状に削った骨には「人(男女?)」が点描されている。 内側には布が裏張りされています。 高さは約270mm。幅は約210mm。 重さは372g。
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ナガ族。モヒカンスタイルに数珠玉飾りの帽子 0110-VG92
¥65,000
竹で編んだ二等辺三角形の形をした帽子の二辺に、熊の毛をモヒカン刈りのように付けてあります。 サイドにイノシシの牙を配したシンプルな作りです。 竹の帽子の作り方も色々あるようで、これは左右の側面に、三角形の二辺を上から被せて繋いで作られています。繋ぎの部分を隠すのと補強用に色の違う竹ひごが付けられ、三角形をした飾りになっている。 数珠玉は後から足したのか、固定に針金が使われています。白い数珠玉の色が煤けた黒い帽子によく映えて、とてもおしゃれです。 骨と木の実を使った顎紐も、やはり後から付けたようですが拘りを感じていいです。 高さは約230mm。幅は約250mm。 重さは376g。
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首狩りナガ族の帽子 0110-VG114
¥55,000
黒い帽子に、入れ墨や耳飾りに彫られている模様が白い子安貝で大胆に描かれています。 左右のアールは噴き出る血、下の点のない「はてな」マークは狩りとった首を表していると思います。 赤く染めた毛の光輪も帽子にかかる部分は黒色にしてあり、作者の色彩センスが光ります。 竹で編んだ板状のパーツを二枚カゴのように重ね合わせた作りになっています。 シンプルでパワーがあり、ズバリ、ナガ族を表した帽子になっています。 高さは約320mm。幅は約250mm。 重さは368g。
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ナガ族。傑作胸飾り 0114-AA21
¥120,000
Jurian Jacobs著「The Nagas」にはヒップオーナメント(腰飾り)として紹介してありますが、私は首から下げて使うチェストオーナメント(胸飾り)のように思いますが、いかがでしょうか? 「色」には弱い方で、この色彩センスには打ちのめされてしまいます。このような細かいビーズの組み合わせは、暮らしの身近のところで「竹を編む」とか「布を織る」という作業をやっていることが影響しているように思います。 山羊の毛の房もいいです。恐らく最初はこの房をやりたかったのだろうな、と思います。とても丁寧な仕事です。これはこのような飾り物を作る職人がいたのかな、と思わせる作品になっています。 残念なのは房の長い毛が抜けてしまっているのが4ヶ所あり、毛も抜けやすいです。 ふたつの房を繋いでいるビーズの紐の部分は、後から繋いだようです。ビーズの種類が異なっています。 左右の大きな一房の長さは約400mm。 ビーズの紐の長さは約41cm 重さは194g
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ナガ族。伝来のバックル 0113-XG141
¥35,000
恐らく腰飾りのバックルみたいな物だと思います。裏側の両端に引っ掛ける金具が付いていて、上部に紐を通せるパーツもあります。 西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。また森田勇造さんの「『倭人』の源流を求めて」では少数民族エリアの雲南地方では道路が建設された1954年以前では、針一本が鶏一羽と交換されていたそうです。ナガ族がいた地域も似たような状況だったと思います。 唐草模様をメインにトライバル風に彫ってあります。斜線模様の間隔も不揃いで、帯も歪んでいたり、とおおらかです。ヘタウマの味わいでしょうか。 長さは約220mm。幅が約40mm。 重さは86g
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ナガ族。頭髪つき腰飾り 0114-LG47
¥50,000
ナガ族にはかつて「Yポスト」と呼ばれた柱のようなオブジェが村に建っていたそうです。その「 Y 」の字を表してもいるし、木彫りの部分だけを見ると額に人の顔をつけたミタン牛( Mithun )にもなっています。 そして縮れ毛の具合から人の頭髪と思われる飾り房がついた腰飾りになっています。(バッグの飾りかもしれません)敵対する女性の首からはこのような飾り房が得られるし、村から最大限の保護を与えられていた女性の首を狩ることは勇者の証でもあったそうです。 「 Y 」の字の股に切込みが入っています。男の性(さが)で、股には割れ目を入れてしまう。 房にはもう少し凝った飾りをしていたような跡が見られます。 毛が抜けやすいです。 木のだけの長さは約280mm。幅は約210mm。厚さは約80mm。 重さは約162g。
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ナガ族。頭髪つきヒップオーナメント 0114-MG113
¥45,000
牛の角のように削った木に真鍮のプレートを巻き、赤く染めた山羊の毛と人の髪の毛の房をつけた腰飾りです。(カゴの飾りかもしれません) ナガ族では珍しかった真鍮版を使ってみたかったのかな?きれいな四重丸が三つ、目立つ場所に彫られています。(コンパスのような工具を使っているようで、これをやりたかったかも) 飾りの房に、首狩り族の名残の人の髪の毛が使ってあります。このような首狩りをしていた証拠のような頭髪が用いられた装飾品は、今では非常に珍しいです。 初めてナガランドに行った時、村の奥のジャングルの巨木の下に、かつて専用の棚に飾られていた人の頭蓋骨が数個あるのを見たことがありますが、多分今ではそれも見られなくなっていると思います。 毛を含めた長さは約450mm。幅は約75mm。厚みは約70mm。 重さは332g。