-
ナガ族のモヒカン角つき帽子 0110-JG42
¥80,000
竹で編んだ帽子に、カモシカの角が生えています。モヒカン刈りのような逆立った毛はイノシシでしょうか? ナガ族の代表的なデザインです。 角はナガ族にとって特別な存在である牛の仲間のミタン牛(Mithun)を象徴しているようです。インド北西部からミャンマー、ブータンなどのヒマラヤ南部に生息する木の葉を食べる牛の仲間だそうです。ナガ族の祭りでは生贄として捧げられる重要な儀式になっています。 日本の戦国時代の兜(カブト)にあたるナガ族の帽子は、本来彼らの衣装と同じくどの部族のどこの村の者かが、一目で分かるように作られています。 イノシシの毛と思われるモヒカン刈りも決まっています。 骨を削って長い牙のようにしたナガ族の必須アイテムの飾りも、サイドにバランスよく決まっています。最初は白くアクセントとして目立っていたのでしょうが、煤けて渋さを増している。 太い角を付けるために帽子は三重構造になっています。 高さは約330mm。幅は270mm。 重さは382g。
-
ナガ族。圧巻!骨のカブト 0110-LG36
¥200,000
ニューデリーの骨董屋さんで初めて見た時はたまげたものでした。 ここまでやっていたか!という驚きです。 全て骨でできたパーツを組み合わせて作られています。恐らくミタン牛( Mithun )の骨だろうと思います。 それぞれのパーツには模様が彫られていて、顔や眼は分かりやすいですが、全体にまとめて見ると浮かび上がってくる図柄もあります。ちょっと分かりづらく意味不明です。 骨の状態からそこそこ時代が経っていて、幾度か繋ぎ合わせている紐を交換していると思われます。頭頂部分には紐が使われておらず、接着剤のようなもので繋がれているので、オリジナルはこの状態とは少し違っているかもしれません。接着剤が使われたと思われるパーツの端には、不要になった紐の穴を塞いだ跡があります。 後にも先にもこの手の被り物は見たことありません。 高さは約210mm。幅は約270mm。 重さは1450g。
-
ナガ族。牙をむいた帽子 0110-MG103
¥130,000
籐(ラタン)で編んであります。 熊の毛革で帽子の胴体部分を囲み、上部は猿の毛革で覆ったツートンカラーの豪華な作りです。 イノシシの下顎を据えて「牙をむいた帽子」に仕立ててあります。歯の部分が熊の黒い毛革の上にくるように付けてあり、白い歯が際立って不気味さを増しています。また黒い毛革から同系色の山羊の角が生えていて、作者のセンスの良さを感じます。 内側は防寒用なのか緩衝用か、綿のような素材で埋め尽くされています。 残念なのは、後ろ側の猿の毛革が取れていることと、抜けやすいです。 角も少しガタがあります。 やはり後ろ側ですが、熊の毛が薄くなっている箇所があります。最初からなのか抜けたのか、分かりません。 高さは約210mm。幅は約220mm。 重さは498g。
-
ナガ族。牙が決まったラタンの帽子 0110-NG146
¥80,000
籐(ラタン)で編んであります。 帽子の正面に、角をもった顔が来るように作ってあります。恐らくミタン牛( Mithun )。 イノシシの牙を二つ繋げて、ビシッと決まっていますが、子安貝の眼なので目尻が下がったニッコリまなこになってしまい、不思議な雰囲気です。 カゴ状に帽子を編んだ上にグルリと×印で囲み、左右の牙の先に菱形の模様を編み重ねる、という技を使っています。 本来なら毛の飾りも凝った作りだったと思われますが、多くが抜けてしまっています。残った毛もここまで脱色してしまうと、どうなんだろう?好みですかね。 トップにはサイチョウの羽根を差し、ちょっと思いつかない飾り付け用の骨組みまで用意してあります。毛とサイチョウの羽根飾りが残っていたら、と残念です。 気合を込めた一品であるもうひとつの証は、内側です。何でしょうか?綿? ナガランドは山の上なので寒いといえば寒いのですが… 高さは約310mm。幅は約230mm。 重さは416g。
-
ナガらしさ満載のスカル帽子 0110-RG28
¥150,000
やはりナガ族は、こうでなくっちゃ!という帽子です。 籐(ラタン)で編んだ帽子に、猿のスカル、ミタン牛( Mithun )を表すカモシカの角、イノシシの牙、歯もジャラジャラあって子安貝もある。イノシシの毛が逆立ち、ダメ押し的にタイガーらしき毛まであしらわれています。 ナガ族の装飾に使われる小物が満載で使われていますが、バランスよくまとめられてカッコイイです。 サイドの赤い房がアクセントで決まっています。板状に削った骨には「人(男女?)」が点描されている。 内側には布が裏張りされています。 高さは約270mm。幅は約210mm。 重さは372g。
-
ナガ族。モヒカンスタイルに数珠玉飾りの帽子 0110-VG92
¥65,000
竹で編んだ二等辺三角形の形をした帽子の二辺に、熊の毛をモヒカン刈りのように付けてあります。 サイドにイノシシの牙を配したシンプルな作りです。 竹の帽子の作り方も色々あるようで、これは左右の側面に、三角形の二辺を上から被せて繋いで作られています。繋ぎの部分を隠すのと補強用に色の違う竹ひごが付けられ、三角形をした飾りになっている。 数珠玉は後から足したのか、固定に針金が使われています。白い数珠玉の色が煤けた黒い帽子によく映えて、とてもおしゃれです。 骨と木の実を使った顎紐も、やはり後から付けたようですが拘りを感じていいです。 高さは約230mm。幅は約250mm。 重さは376g。
-
首狩りナガ族の帽子 0110-VG114
¥55,000
黒い帽子に、入れ墨や耳飾りに彫られている模様が白い子安貝で大胆に描かれています。 左右のアールは噴き出る血、下の点のない「はてな」マークは狩りとった首を表していると思います。 赤く染めた毛の光輪も帽子にかかる部分は黒色にしてあり、作者の色彩センスが光ります。 竹で編んだ板状のパーツを二枚カゴのように重ね合わせた作りになっています。 シンプルでパワーがあり、ズバリ、ナガ族を表した帽子になっています。 高さは約320mm。幅は約250mm。 重さは368g。
-
傑作!ナガ族ネックレス 0101-BA83
¥150,000
ナガ族最高!と唸ってしまったネックレスです。 大きく歯をむいたイノシシの下顎に、山羊の角の組み合わせがバッチリ決まっています。 ネックレスの部分には、いかにも骨って感じの大腿骨?のパーツ(紐で結んだ山羊の毛がとてもおしゃれです)と四角く削った薄い骨のパーツが使われています。毛の使い方がイイです。少し取れているのが残念。 それぞれのパーツの繋ぎには、やはりと言うか「プンテックビーズ」で決めています。色ビーズはなし、です。 とてもシックに決まって素晴らしいと思うのですが、四角い骨のパーツに彫られた顔が意表をつくセンスで、ナガ族恐るべしです。丁寧に裏表描いているので楽しめます。 トップの高さは約140mm。幅が約195mm。 紐の長さは約70cm 重さは276g
-
ナガ族。ひょうきんなボーンヘッド 0102-PG126
¥30,000
猿か山羊か、その辺りの事は良く分かりませんが、恐らくそれらの骨盤辺りの部位を使っているのだと思います。 他の作品でもこの部位を使ったトップがありますが、この作者は頬骨が目立つ顔に見えたようで、眼を描きアングリ開けた口を彫っています。 頭(顔)を表したトップは、ナガ族の伝統的なデザインです。かつて首狩りをした者のみが許される勇者の証です。そんないわくつきのデザインですが、ビックリまなこに、牙こそ生えていますがアングリ開けた口からはひょうきんな印象が生まれています。一筋縄ではいかないナガのセンスがうかがえます。 インド側のコニャック族 高さは約85mm。幅は約115mm。厚みは約43mm。 重さは134g
-
普段使いのナガ族のネックレス 0102-QG18
¥35,000
アクセサリーの街売りからこの商いを始めたので、子供も大人もネックレスをしている文化には惹かれます。ナガ族でも町に住む人たちには見かけなくなりましたが、村を訪ねると子供でもこのような骨から作ったネックレスをしていました。 かつては首を狩った証の「人の頭のネックレス」も首狩りの文化は蓋をして、伝え聞く「人の頭のネックレス」を作りました、という作品かなと思います。伝統に則っていれば、このようなネックレスは生まれなかったでしょう。 どこの部位なのでしょうか?骨の形や窪みでインスピレーションを得て作っていくのだろうと思いますが、これは初めて見る形で愛嬌もあるし毛もあるし、ということで買いました。 眼はお正月の羽子つきの玉の「ムクロジ」の種を使っています。ビーズもナガ族らしい色使いです。 トップの高さは約60mm。幅は約95mm。 紐の長さは約50cm 重さは841g。
-
ナガ族。ほのぼのとしたボーンネックレス 0102-RG12
¥28,000
派手で大きなデザインの正装用と普段使いのネックレスがあって、これは普段使いでしょうか? やはりどこの部位の骨なのか分かりませんが、球状な形の骨を頭に見立ててあります。人の頭のトップはナガ族の代表的なデザインで、本来は首狩りをした者の証です。 ナガ族の作品は、造形や色彩的なセンスは抜群でパーフェクトな鋭さを感じますが、具象的な描画は先のセンスをくつがえすような表現が多く、ほのぼのとした温かみが伝わってきます。 山羊の毛が顔の周りに埋め込まれています。 紐の部分のパーツは骨と丸いのは革を使っています。 トップの高さは約65mm。幅は約55mm(毛は除く) 紐の長さは約60cm。 重さは86g
-
ナガ族。ワイルドなボーンネックレス 0102-TG116
¥120,000
大振りな骨の形を生かした大胆なデザインです。何のどこの骨を使っているのか? せいぜい魚の骨しか触れることがない私には分かりません。 骨の擦れや色具合から随分使い込まれているようです。紐のネックレスなので何度か作り直されているのでしょうが、オリジナルはこうではなかったように感じます。骨のビーズの使い方が全体的に見て違和感を覚えます。 やはりナガのネックレスの眼目である人の顔(頭)が中心に据えられています。 エンブレムのような顔と大胆なフォルムから、部族お揃いのネックレスと言うよりヘッドハンターか特別な人物の品のように思えます。 トップの高さは約270mm。幅は約260mm。 紐の長さは約40cm
-
ナガ族。普段使いの牙ネックレス 0103-KA93
¥30,000
熊の牙に猿の毛を被せてあります。 牙のトップによく用いられる真鍮の渦巻模様をサイドに配してナガ族の代表的なトップのデザインになっています。 紐の部分のビーズはミャンマーやナガ族のアクセサリーで時々見かけるプンテックビーズ(椰子の木の化石から作られているそうです)。渋い色合いで統一されておしゃれです。 丸いビーズは古そうですが、長細い楕円形のビーズは・・・です。 トップの長さは約60mm。幅は約45mm。 紐の長さは約660mm。 重さは70g。
-
ナガ族。鹿の角のネックレス 0106-TG86
¥25,000
サイズの異なる鹿の角を配した普段使いのネックレスです。 牙のネックレスはナガ族では定番になっていますが、山羊の角があるなら鹿の角も当然あります。 鹿の角の形を生かしたそのままのネックレスですが、角の間の骨を薄く削ったパーツには細心の注意を払って描かれた模様が彫られています。 素材の形をそのまま見せておいて、繋ぎのパーツでさり気なく丁寧な仕事振りも織り込むという心憎い作品です。 角のパーツがひとつ無くなっているのが残念。 大きな鹿の角の長さは約115mm。 紐の長さは約68cm。 重さは152g。
-
ナガ族。ホラ貝 0113-RG26
¥60,000
ナガ族の装飾品にハマると欲しくなるのが、このようなホラ貝を使ったアクセサリーです。 インドでは「シャンカ」と呼ばれて最高神のヴィシュヌの持ち物とされ、チベットでは大いなる力を呼び寄せる楽器「トゥンカル」としてやはり重要な仏具として伝わっていたそうです。 ナガ族では楽器としてのホラ貝も使ったでしょうが、それよりも装飾品の材料として好まれていたようです。削って耳飾りにしたり、くり抜いて腕飾り、そしてナガ族独特のシェルビーズなど。移動手段の乏しかったヒマラヤ周辺の山地民にとっては、白い大きなホラ貝は強烈な存在だったろうと思います。 ネックレスの飾りかカゴの装飾かは分かりませんが、二重丸模様の中で人が万歳しています。彼の部族万歳!ナガ族謳歌!でしょうか? 高さは約142mm。幅は約95mm。 重さは374g。
-
ナガ族。傑作胸飾り 0114-AA21
¥120,000
Jurian Jacobs著「The Nagas」にはヒップオーナメント(腰飾り)として紹介してありますが、私は首から下げて使うチェストオーナメント(胸飾り)のように思いますが、いかがでしょうか? 「色」には弱い方で、この色彩センスには打ちのめされてしまいます。このような細かいビーズの組み合わせは、暮らしの身近のところで「竹を編む」とか「布を織る」という作業をやっていることが影響しているように思います。 山羊の毛の房もいいです。恐らく最初はこの房をやりたかったのだろうな、と思います。とても丁寧な仕事です。これはこのような飾り物を作る職人がいたのかな、と思わせる作品になっています。 残念なのは房の長い毛が抜けてしまっているのが4ヶ所あり、毛も抜けやすいです。 ふたつの房を繋いでいるビーズの紐の部分は、後から繋いだようです。ビーズの種類が異なっています。 左右の大きな一房の長さは約400mm。 ビーズの紐の長さは約41cm 重さは194g
-
ナガ族。伝来のバックル 0113-XG141
¥35,000
恐らく腰飾りのバックルみたいな物だと思います。裏側の両端に引っ掛ける金具が付いていて、上部に紐を通せるパーツもあります。 西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。また森田勇造さんの「『倭人』の源流を求めて」では少数民族エリアの雲南地方では道路が建設された1954年以前では、針一本が鶏一羽と交換されていたそうです。ナガ族がいた地域も似たような状況だったと思います。 唐草模様をメインにトライバル風に彫ってあります。斜線模様の間隔も不揃いで、帯も歪んでいたり、とおおらかです。ヘタウマの味わいでしょうか。 長さは約220mm。幅が約40mm。 重さは86g
-
ナガ族。頭髪つき腰飾り 0114-LG47
¥50,000
ナガ族にはかつて「Yポスト」と呼ばれた柱のようなオブジェが村に建っていたそうです。その「 Y 」の字を表してもいるし、木彫りの部分だけを見ると額に人の顔をつけたミタン牛( Mithun )にもなっています。 そして縮れ毛の具合から人の頭髪と思われる飾り房がついた腰飾りになっています。(バッグの飾りかもしれません)敵対する女性の首からはこのような飾り房が得られるし、村から最大限の保護を与えられていた女性の首を狩ることは勇者の証でもあったそうです。 「 Y 」の字の股に切込みが入っています。男の性(さが)で、股には割れ目を入れてしまう。 房にはもう少し凝った飾りをしていたような跡が見られます。 毛が抜けやすいです。 木のだけの長さは約280mm。幅は約210mm。厚さは約80mm。 重さは約162g。
-
ナガ族。頭髪つきヒップオーナメント 0114-MG113
¥45,000
牛の角のように削った木に真鍮のプレートを巻き、赤く染めた山羊の毛と人の髪の毛の房をつけた腰飾りです。(カゴの飾りかもしれません) ナガ族では珍しかった真鍮版を使ってみたかったのかな?きれいな四重丸が三つ、目立つ場所に彫られています。(コンパスのような工具を使っているようで、これをやりたかったかも) 飾りの房に、首狩り族の名残の人の髪の毛が使ってあります。このような首狩りをしていた証拠のような頭髪が用いられた装飾品は、今では非常に珍しいです。 初めてナガランドに行った時、村の奥のジャングルの巨木の下に、かつて専用の棚に飾られていた人の頭蓋骨が数個あるのを見たことがありますが、多分今ではそれも見られなくなっていると思います。 毛を含めた長さは約450mm。幅は約75mm。厚みは約70mm。 重さは332g。
-
ナガ族。カゴ飾り 0114-PG129
¥25,000
段々簡略化されつつあるナガ族の衣装ですが、特別な日で成人男性が正装した場合これだけは外せないアイテムが幾つかあるようです。 カブトのような帽子、首飾り、肩掛け、カゴというかショルダーバッグ。 部族によって多少異なるでしょうが、カゴはナガ族にとっては必須のアイテムになっているようです。毎日使うカゴは実用本位でシンプルですが、首狩りに携行するカゴは彼らの美意識の結晶のような作りになっています。これはそのカゴの飾りの一部だと思います。 牛の角に赤と黒に染めた山羊の毛が渋く決まっています。角の切り口を竹で編んで縁取りしている辺りにも、作り手の心配りと品を感じます。 これがカゴ飾りの一部なら、完品の状態のカゴはどんなに素晴らしかったか、と思いを馳せてしまいます。 長さは約215mm。幅は約85mm。 重さは106g。
-
ナガ族。胸飾り 0114-UG13
¥60,000
麻のような布地に数珠玉がビッシリ縫い付けあります。恐らく女性の胸飾りだろうと思います。 腕飾りかも知れませんが、布地で作られた物は見たことないし、他に布地で思い当たるのは男の褌がありますが、それは違うだろうな・・ 一口に数珠玉と言っても色や形が微妙に異なり、素朴でとても味わいのある表情を生み出しています。サイドの房もいいです。細長いライス状の数珠玉もあるのでしょうか?使い方が非常に素敵です。赤く染めた山羊の毛も決まっています。 布地の裏にほころびの補修があります。 数珠玉を縫い付けた糸が切れているところが数か所あります。 高さは約300mm。一枚の幅は約140mm。 重さは186g。
-
ナガ族。カゴ飾り 0114-UG14
¥55,000
段々簡略化されつつあるナガ族の衣装ですが、特別な日で成人男性が正装した場合これだけは外せないアイテムが幾つかあるようです。 カブトのような帽子、首飾り、肩掛け、カゴというかショルダーバッグ。 部族によって多少異なるでしょうが、カゴはナガ族にとっては必須のアイテムになっているようです。毎日使うカゴは実用本位でシンプルですが、首狩りに携行するカゴは彼らの美意識の結晶のような作りになっています。これはそのカゴの飾りの一部のようです。 牛の角に、お馴染みの赤と黒に染めた山羊の毛が覆い隠すように埋め込まれています。抜け落ちた穴が随分あるので、作られた当初はさらに毛で盛り上がっていたと思われます。しかも、短く切った毛とフンワリ長い毛が組み合わされていたようで、毛の重なり具合の面白さが加えられていたのでしょう。 角には面取りがしてあります。 これがカゴ飾りの一部なら、完品の状態のカゴはどんなに素晴らしかったか、と思いを馳せてしまいます。でも、これだけでも十分迫力があります。 多少毛が抜けやすいです。 長さは約375mm。幅は約100mm。 重さは368g。
-
ナガ族。顔つきのカゴ 0111-OG229
¥35,000
首狩り用のカゴにしてはサイズが小さく飾りも控えめで、何より派手好きなナガ族にしては色彩に乏しい色使いから特別な用途のカゴのように思われます。例えば呪術師のカゴとか。 ナガ族なら人間の頭を模して飾るところですが、3個とも人と言うより猿に見える顔立ちです。木を削って眼は羽根つきの玉「ムクロジ」の種を使っています。両脇の角のような飾りも木を削って作っています。普通なら牛なり山羊の角を使っていそうですが、この点もひっかかるところです。 「シュロ」のような植物繊維を飾りに使っていますが、これも定番の山羊の毛から外れています。まるでこのカゴだけ「動物博愛主義者」の手による作品みたいに特異です。 カゴの底に補修した跡もあり大事に使われていたようです。 紐が切れていたので同系色の糸で補修してあります。 インドのコニャック族 高さは約210mm。幅は約280mm。厚みは約160mm。 重さは394g。
-
ナガ。コニャック族の尻尾がついたカゴ 0111-PG130
¥18,000
飾り房にビニールの紐が使われていて手に入れるのに暫く迷ったカゴです。でもコニャック族のセンスがよく表れているし、使い込んだ味のある品が本当に少なくなったので求めてきました。ナガ族の中でもコニャック族の作品はとても好きです。 ビニールの房はもともと木の皮か植物の蔓で作られていたと思います。アイヌの祭具の「イナウ」や神道の「御幣」に通じるように思えて惹かれました。 房を束ねた赤を基調にした飾りもコニャック族のショールの色使いです。それを挟む位置に猿の尻尾がぶら下がっています。私には抜群の造形センスに思えるのですが・・ 猿の尻尾が片方半分切れてしまいました。 高さは(房は除く)約180mm。幅は約260mm。厚みは約160mm。 重さは158g