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ナガ族。カゴ飾り 0114-UG14
¥55,000
段々簡略化されつつあるナガ族の衣装ですが、特別な日で成人男性が正装した場合これだけは外せないアイテムが幾つかあるようです。 カブトのような帽子、首飾り、肩掛け、カゴというかショルダーバッグ。 部族によって多少異なるでしょうが、カゴはナガ族にとっては必須のアイテムになっているようです。毎日使うカゴは実用本位でシンプルですが、首狩りに携行するカゴは彼らの美意識の結晶のような作りになっています。これはそのカゴの飾りの一部のようです。 牛の角に、お馴染みの赤と黒に染めた山羊の毛が覆い隠すように埋め込まれています。抜け落ちた穴が随分あるので、作られた当初はさらに毛で盛り上がっていたと思われます。しかも、短く切った毛とフンワリ長い毛が組み合わされていたようで、毛の重なり具合の面白さが加えられていたのでしょう。 角には面取りがしてあります。 これがカゴ飾りの一部なら、完品の状態のカゴはどんなに素晴らしかったか、と思いを馳せてしまいます。でも、これだけでも十分迫力があります。 多少毛が抜けやすいです。 長さは約375mm。幅は約100mm。 重さは368g。
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ナガ族。顔つきのカゴ 0111-OG229
¥35,000
首狩り用のカゴにしてはサイズが小さく飾りも控えめで、何より派手好きなナガ族にしては色彩に乏しい色使いから特別な用途のカゴのように思われます。例えば呪術師のカゴとか。 ナガ族なら人間の頭を模して飾るところですが、3個とも人と言うより猿に見える顔立ちです。木を削って眼は羽根つきの玉「ムクロジ」の種を使っています。両脇の角のような飾りも木を削って作っています。普通なら牛なり山羊の角を使っていそうですが、この点もひっかかるところです。 「シュロ」のような植物繊維を飾りに使っていますが、これも定番の山羊の毛から外れています。まるでこのカゴだけ「動物博愛主義者」の手による作品みたいに特異です。 カゴの底に補修した跡もあり大事に使われていたようです。 紐が切れていたので同系色の糸で補修してあります。 インドのコニャック族 高さは約210mm。幅は約280mm。厚みは約160mm。 重さは394g。
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ナガ族。木の実の珍しいバッグ 0111-VG106
¥35,000
椰子の木の実のようなものを半分にカットして中をくり抜き、小物入れのバッグのようにしてあります。正装した時の腰飾りのようにして使っていたのかもしれません。 骨盤辺りの骨の飾りが眼を持った顔のようです。頭に赤と黒に染めた山羊の毛も埋め込まれナガ族らしい仕上げになっています。 やはりこれもJulian Jacobsの「The Nagas」には載っていない初めて見る種類のバッグでした。インド側のコニャック族の村にあったものです。確固たる独特の美意識が感じられ、彼らの作り出す作品の幅広さに驚きます。 骨盤飾りの下になって見えにくいですが、木の実の表皮に下絵なのか線引きで顔らしき絵が描かれています。やはり描かれるのは人の顔、頭です。首狩りした頭でなければならない。 高さは約210mm。幅は150mm。厚さは約90mm。 重さは394g。
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これぞナガ!ボーンバッグ 0111-SG121
¥85,000
売ってくれたナガのおばちゃんによるとミタン牛の骨だそうです。骨盤あたりでしょうか? 上部のサイドに真鍮板が埋め込まれて渋いアクセントになって「睨み」に凄みを加えています。 底と背面は丈夫な樹皮を竹ひごで骨に縫い付けてあります。側面の逆さの角(耳飾りかも、ナガのコニャック族はこのようなピアスをやっています)は、木を削って作られ同様に固定されていますが、緩みが出ていて両側とも多少ガタつきがあります。 革の取手も付けられ実用的な工夫も施されていますが、肩にかける編み紐の部分は切れて短くなっているようです。おばちゃんは紐を額で支えて、頭の後ろにバッグがくるように提げて見せてくれました。カゴならともかくこのバッグはそうではないだろうな、と思います。 首狩り用では小さ過ぎるし・・ 囲炉裏で燻され、色ツヤ抜群のナガ族ならではの珍しい一品です。 高さは約320mm。幅は約270mm。奥行きは約130mm。 重さは1080g