-
ナガ族。角のオブジェ 0106-PG15
¥23,000
山羊の角から顔が覗いている不思議なオブジェ。 ペンダントヘッドかカゴの飾りなのか分かりませんが、発想が楽しいです。アニミズム(精霊信仰)が意識の底流にあるためか、などと考えてしまいます。 粘土のようなもので角を塞いで顔を作っているのですが、不機嫌そうに目尻を上げている表情がいいです。頭からはナガ族ならではの山羊の毛がたなびいていて決まっています。 毛を除いた長さは約135mm。幅は約60mm。 重さは84g。
-
ナガ族。傑作胸飾り 0114-AA21
¥120,000
Jurian Jacobs著「The Nagas」にはヒップオーナメント(腰飾り)として紹介してありますが、私は首から下げて使うチェストオーナメント(胸飾り)のように思いますが、いかがでしょうか? 「色」には弱い方で、この色彩センスには打ちのめされてしまいます。このような細かいビーズの組み合わせは、暮らしの身近のところで「竹を編む」とか「布を織る」という作業をやっていることが影響しているように思います。 山羊の毛の房もいいです。恐らく最初はこの房をやりたかったのだろうな、と思います。とても丁寧な仕事です。これはこのような飾り物を作る職人がいたのかな、と思わせる作品になっています。 残念なのは房の長い毛が抜けてしまっているのが4ヶ所あり、毛も抜けやすいです。 ふたつの房を繋いでいるビーズの紐の部分は、後から繋いだようです。ビーズの種類が異なっています。 左右の大きな一房の長さは約400mm。 ビーズの紐の長さは約41cm 重さは194g
-
ナガ族。伝来のバックル 0113-XG141
¥35,000
恐らく腰飾りのバックルみたいな物だと思います。裏側の両端に引っ掛ける金具が付いていて、上部に紐を通せるパーツもあります。 西部美術館が発行した「ナガの民族芸術」では、鍛冶の技術は18世紀後半より以前にはなかったと思われる、とあります。また森田勇造さんの「『倭人』の源流を求めて」では少数民族エリアの雲南地方では道路が建設された1954年以前では、針一本が鶏一羽と交換されていたそうです。ナガ族がいた地域も似たような状況だったと思います。 唐草模様をメインにトライバル風に彫ってあります。斜線模様の間隔も不揃いで、帯も歪んでいたり、とおおらかです。ヘタウマの味わいでしょうか。 長さは約220mm。幅が約40mm。 重さは86g
-
ナガ族。頭髪つき腰飾り 0114-LG47
¥50,000
ナガ族にはかつて「Yポスト」と呼ばれた柱のようなオブジェが村に建っていたそうです。その「 Y 」の字を表してもいるし、木彫りの部分だけを見ると額に人の顔をつけたミタン牛( Mithun )にもなっています。 そして縮れ毛の具合から人の頭髪と思われる飾り房がついた腰飾りになっています。(バッグの飾りかもしれません)敵対する女性の首からはこのような飾り房が得られるし、村から最大限の保護を与えられていた女性の首を狩ることは勇者の証でもあったそうです。 「 Y 」の字の股に切込みが入っています。男の性(さが)で、股には割れ目を入れてしまう。 房にはもう少し凝った飾りをしていたような跡が見られます。 毛が抜けやすいです。 木のだけの長さは約280mm。幅は約210mm。厚さは約80mm。 重さは約162g。
-
ナガ族。頭髪つきヒップオーナメント 0114-MG113
¥45,000
牛の角のように削った木に真鍮のプレートを巻き、赤く染めた山羊の毛と人の髪の毛の房をつけた腰飾りです。(カゴの飾りかもしれません) ナガ族では珍しかった真鍮版を使ってみたかったのかな?きれいな四重丸が三つ、目立つ場所に彫られています。(コンパスのような工具を使っているようで、これをやりたかったかも) 飾りの房に、首狩り族の名残の人の髪の毛が使ってあります。このような首狩りをしていた証拠のような頭髪が用いられた装飾品は、今では非常に珍しいです。 初めてナガランドに行った時、村の奥のジャングルの巨木の下に、かつて専用の棚に飾られていた人の頭蓋骨が数個あるのを見たことがありますが、多分今ではそれも見られなくなっていると思います。 毛を含めた長さは約450mm。幅は約75mm。厚みは約70mm。 重さは332g。