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チン族。音を奏でるネックレス 0201-KG41
¥25,000
緻密な織物と女性の顔の入れ墨で有名なミャンマーのチン族のネックレスです。 これまでにもこのようなチン族のオリジナルのネックレスを見かけたものですが、何しろ御覧のようにメタルの鈴にメタルの輪っかビーズの組み合わせ、という極めてシンプルと言うかユニークなもの。 それでも、知る人ぞ知るチン族のネックレスというせいか、値段も安くはない。 そんなことで暫く見送っていましたが、思わぬところから手に入れる機会が巡ってきて、訪ねてみたい部族のひとつだし、いずれ無くなるということで譲って貰いました。 鈴の縁などのすり減り具合から、長い間愛用されていたことがうかがえます ミャンマーのナガを訪ねた時に気がついたのですが、工業化された社会では簡単に「音」を味わえますが、かつての部族社会の人たちにとっては、鈴や鐘の音などは特別な「音」だったのでは、と思いました。 長さは700mm。 重さは266g
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アカ族。珍しいアルミのネックレス 0201-OG166
¥13,000
ヤオ族かも知れません。 このようなネックレスは銀で作られていることが多いのですが、これはアルミニウムです。 「銀が手に入らなかった人たち」のものだそうです。 一円玉の材料で使われていたり、使い捨ての「アルミ箔」などが身近にあるせいで安価な印象を持ってしまいますが、これはこれで独特な風合いがあって味わいがあります。 そしてこれを身につけていた人たちにとっては、銀ほどではないにしても貴重な宝物であった筈です。 つけっぱなしが前提で作られています。開いたところを捻るかもっと開けて首を通すわけですが、それなりに力が必要です。 高さは210mm。幅は約205mm。 重さは112g
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ホワイトメタルのネックレス 0201-PG33
¥17,000
ヤオ族の人たちのネックレスかと思います。本来は「銀」で作られている作品が多いのですが、これは「ホワイト・メタル」と呼ばれる合金です。 このような形のネックレスは現代の女性用のデザインでも、多くはありませんが受け継がれています。 ヤオやモン族の人たちなどにとっては、この形のバリエーションのネックレスが基本で、正装用となるとこれにメタル物とかビーズ物のネックレスを幾重にも加えていきます。 アクセサリーをつけて正装した衣装はさぞかし重かっただろうな、と想像されます。彼らにすればそれは当たり前だったし、そもそも狩猟農耕社会では男も女も力持ちだったように思います。 彫金で刻まれた模様が丸みを帯びていて、使い込まれた味わいがあります。大きさから見ると男性用かもしれませんが、女性でも素敵です。 高さ約165mm。幅は約170mm。 重さは150g
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ネパールのチョーカー 0201-TG12
¥23,000
少し前までのネパールでは、ハンドメイドの日用品などにも素朴で魅力的な装飾が施されているものが手に入ったものです。 このような形をしたヤオ、モン族のネックレスからみると異彩を放っています。 色黒の銅が混じった合金で渋いです。で、ズシリと重い。街中に神々の雰囲気が漂うネパールだとこうなるか、と納得されるものがあります。先端は金色の龍だし。 模様もヤスリなどで削り出しているのでしょうか、材質の色合いと相まって重厚な仕上がりです。 サイズからみて女性用でしかも小柄な人。正装用のネックレスだと思います。 高さは130mm。幅は約130mm。 重さは232g
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牙トップのネックレス 0201-QG79
¥28,000
アメリカ先住民(インディアン)のペンダントヘッドにもこの形に似たデザインがあり、東南アジアのモンゴロイドの人たちは「牙」でこうきたか!と嬉しくなります。 牙を一本だけ使ったトップもありますが、二本繋げたこのデザインには、シンボリックな意味が加味され存在感があります。 首にかける部分はバナナの種だそうです。一つ一つが不揃いで独特の形状が牙のペンダントにマッチしています。狩猟採集を行っている人たちなら、こうでなくっちゃ、という作り。見た目のボリューム感より軽いです。 トップの高さは110mm。 幅は約115mm。 種の長さは約620mm 重さは88g
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ボンダ族。ネックレス 0201-SG44
¥25,000
デリーの骨董屋さんで面白そうな像とかを見つけて、何処のものか尋ねると大体が「オリッサ」という答えが返ってきたものです。 インドの東にあるオリッサ州には1100万人の人口がいて25%が62の少数民族で占められるという先住民が密集している地域があるそうです。 そこに住む先住民で、ブラックアフリカの人たちのようにビーズを幾重にも首に巻いていることで有名な「ボンダ族(Bonda)」がいます。彼女らが使っていた多連のネックレスです。 実際はもっと大量のビーズを巻いていて、ちょっとこれだけでは実情にそぐわない淋しさを感じますが、アルナーチャル・プラデーシュ州と並んで憧れの地オリッサ州の「ボンダ族」の記念、というところです。 写真は5連のネックレスを二重にしたものです。 長さは約800mm。2mm~4mm径のビーズです。 重さは110g
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タルー族。ネックレス 0201-TG117
¥38,000
部族の装飾品の中で、ネックレスは主役的な役割です。 アジアのトライバルアートという方向性が見えた時、ナガ族をメインに出会ったオリジナルのネックレスは集めていこう、と思いました。 これはタイのある骨董屋さんが「ナガだ」と説明。半信半疑でしたが、まぁ「トライバルアート」ということで買ったものです。(タイ、ネパール、インドなどの骨董屋さんの間では、ナガのものなら高く売れるということが定着していて苦労します) 恐らくネパールの西部山岳地帯からインドの国境のタライ平原に住む先住民「タルー族(Tharu)」のネックレスだと思います。 モンゴロイド系のナガ族が住む山地から西に広がるインド亜大陸になると、コーカソイド系になるせいかデザインの趣が違ってきます。メタルが多用されてきらびやかな雰囲気です。カースト制があるヒンズーの影響でしょうか? 長さは約380mm。幅は約190mm 重さは144g
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特大イノシシの牙トップ 0201-UG60
¥40,000
つい猪と説明してしまいますが、「野豚」なのかな? 日本で馴染みのある豚と違って、牙が発達していて猪のようで、なおかつ牙をグルリと弧を描いて湾曲するように手を入れているようです。 当然大きな牙ほど価値があります。 重要なタンパク源であり富の象徴でもある「野豚」は雲南、タイ、ラオス、ミャンマー、ナガランドなどの東南アジアからメラネシアまで広く行き渡っている家畜で、その牙にたいする美意識も共通なものを感じます。バヌアツ共和国では国旗に「野豚」の牙が描かれています。 中央の牙が結ばれている紐に、タイの祭事や仏具に使われる金箔が見られます。 高さは約150mm。幅は約150mm。 重さは116g
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The KIBA 0201-UG130
¥35,000
牙好きには堪らないデザインのペンダントヘッドです。 猪(野豚)の下顎と角のように生えた牙が弧を描いて決まった「ザ KIBA」という感じ。 私がこの手のものが好きなのを知っている業者から譲って貰いました。 ナガ族のものと思いましたが、こんなに小振りなものは見たことないし、下顎と牙を包む編み込みもナガの人たちとは違うような気がします。 それでもこのような牙と下顎の組み合わせは、ありそうで無かった(巡り合わなかった)デザインです。シンプルでシンボリックなパワーがあります。 バッグや帽子などの飾りで使われていたかも知れません。牙の接合部の片側に数珠玉が一つ付いていてニクイです。 高さは約80mm。 幅は約100mm。 重さは46g