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ナガ族。頬杖をつく女性 0115-MG112
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このような「体育館座り」のポーズの像はインドネシアでも見られ、「ナガ族はインドネシアから来た」という説を裏付けるものかと思いました。でも考えてみれば腰掛ける物が無いところで休むには「体育館座り」になってしまうとこるから、そう簡単ではないようです。
このような木彫りの像は今では殆ど見かけることはありません。インド軍との戦いで焼失したことも大きいのでしょうが(1956年~2010年)、本来主にモラング(若者宿)に置かれていたこのような木彫り像ですが、そのモラングの文化が無くなっていったことも原因としてあると思います。独特の帽子や首飾りなどの装飾品は辛うじて引き継がれたのでしょうが、村の防衛の役割もあったモラングの必要性はなくなってしまった。
「ナガの民族芸術」では「コニャック族の木彫りは粘土で漂白される」とありますが、この像の表面をみると最初に「粘土で漂白され」ていたかは分かりませんが石灰のようにもみえるもので白く覆い、その上に黒く着色されています。
胸の膨らみと割れ目の性器、どっしりした臀部で女性であることが分かります。
眼はビーズの穴が瞳になるように埋め込んで作られています。
高さは約145mm。幅は約60mm。奥行きは約40mm。
重さは80g。
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